JICA研修2日目 ご報告
本日は研修の2日目です。初日はオリエンテーションだったので、実質研修は本日がスタートです。
最初の講座はDPI日本会議副議長の中西由起子さんを講師に迎え、障害者の自立生活運動とスポーツをテーマに進めました。
この研修の参加者はスポーツにバックグラウンドを持つ方が多いです。そのため、障害者の自立生活運動についてはそれほど詳しくない方が例年多くいます。
「障害」と「スポーツ」の両方に精通した人材を育成することがこの研修の大きな目的であるため、最初の講座で「障害者権利条約」の話を深くすることに大きな意義があります。障害者権利条約第三十条第五項はスポーツに言及したものですが、それがどういった背景から制定されているのか、詳しい講義がありました。
目の前に障害が理由でスポーツへの参加が制限されている方がいたとき、「障害という可哀そうな状態を有しているから参加が難しい」というのではなく、「その人が持っている人権が侵害されている」という意識を持つことは重要です。
このテーマについては今後も隙を見つけては伝えていくことになります。
午後からはJICAと障害というテーマで、JICAが障害やスポーツにおいてどのような取り組みをしているかと言うことを紹介してもらいました。
折角来日しているのに、ここまでは雪などの影響もあり遠隔での研修になってしまったため、研修員も疲労があるようでしたが、明日からは実際に体を動かす研修がメインになってきますので、また変わってくるかなと思います。
まだまだ2日目。3月3日まで長いですが頑張ります。