一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

JICA研修 14日目報告②

昨日の午後は、これまでに行った研修を振り返る時間を設けました。

研修が進み、新たな知識やノウハウを獲得した上で振り返ってみると新たな気づきがあります。

JICAの課題別研修は英語ではKnowledge Co-Creation Program(KCCP)と表記します。つまり、日本側から一方的に知識を供与するのではなく、各国から専門家として来ている研修員からの知識やノウハウも共有し、こちらが提供したものと合わせて新たな知見を作り出す研修と言うことです。

これまでの研修では、限られた時間の中でできる限り伝えるべきという気持ちが優先されてなかなか共有の時間をしっかりとれていなかったのですが、今年度の研修からは1日の最後に必ず振り返りの時間を作ったりするなど、共有を重要視して研修を進めています。それも、これまで参加した研修員から、「もっと互いをよく知りたい」という要望があったからでもあります。

毎年毎年ブラッシュアップしながら行っている研修ですし、1か月間の研修なので作り込みもかなりするのですが、それでもまだまだ改善の余地がありますね。

そんなことを研修員たちの行動から学んでいます。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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