一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

JICA東京にて行われた研修に参加しました。

こんにちは、インターンの竹永です。

 3日間に渡り、JICA東京にて研修が行われ、私も参加してきました。1日目は座学、2日目は車椅子に実際に乗ってみる、3日目は車椅子指導法に関わることを中心的に研修が行われました。

 1日目は、まず中西由起子さんのお話を聞きました。自分自身の障害の体験視点のお話で、この座学経験は今後の研修を行なっていく上での1つの重要な視点になるのではないかと感じました。

 その後、印象的だったのは、「ボッチャはパラリンピック、オリンピックで合併して行われるべきか」というディスカッションで、講義を受けている人の中でも議論が盛り上がっていました。ボッチャは実際にテレビで洗練されたスポーツとして紹介されているらしく、影響力のあるものが、取り上げていくことが世論を変えるきっかけになるのではないかと感じました。その面でも、コ・イノベーション研究所がインフルエンサーになって、情報発信をしていくこともインターン生には求められているのかなと思います。(SNS運用とても大変だなと感じてますが。。。)

 また、ボッチャのような誰もが平等に行うことのできるスポーツがより増えれば良いなと思いましたが、Eスポーツが体が不自由な人の中でも行われつつあるそうです。体の障害の有無に関係なくできることが技術発展に伴い増えているのは、将来に期待できそうな事実ですよね。パラリンピック、オリンピックがボーダーレスになり、誰もが一緒に行えるスポーツの祭典が誕生しても面白いのかなと思っています。

 2日目は、車椅子に実際に乗って研修を行いました。車椅子に慣れ、楽しんで活動を行えるように様々なカリキュラムが組まれていました。簡単なものから始め、車椅子に対する恐怖感をなくし、ゲームを行うことで、楽しみながら研修ができていたと思います。

 3日目の朝、お互いの仲が深まりつつあるように感じたのは、2日目の活動があったからなのではないかと思います。講義の中には、仲間と協力して行なっていく場面がたくさんあり、講義を通した活動がコミュニケーションの場になっているのだと考えます。

 3日目は車椅子指導に関わることを中心に研修が行われました。昨日の基礎があり、さらに自分が指導者になるにあたり大切なことを学べるのは、とても重要な内容であると思います。2日目よりできることが増えて、みんながより積極的に、楽しそうに研修を受けているのように感じました。「楽しみながら」「成功体験」というのは大事なキーワードになっているのかもしれません。そして外に出て、車椅子で過ごす時間もありました。小さな段差に突っかかったり、坂の上り下りが大変だったりと、外で車椅子を使用することは、建物の中とはまた違った障壁があるように感じました。小さな階段の上り下りには、キャスター上げの技術が必要です。障壁を越えて行けるように、技術を知り、生活に生かすことはとても大切であると思います。

 障害のある方向けのインタビューで、「過去1年スポーツをしたか?」という質問に対し、半数以上がスポーツをしていないと答えたそうです。車椅子に乗っていてもスポーツをする機会、自分で動いてみようと思うきっかけが必要だと思います。多くの人のそのきっかけを作っている指導者が橋本さんと言っても過言ではないと思います。そしてその指導者が足りていないというのが現状で、このような研修で、この活動で学んだことを広げていく人を生み出していけると思います。グローバルにこの活動が広がればいいですね。

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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