『TOKYO RAINBOW PRIDE 2023』に参加しました!
こんにちは、青山です。
4月22日・4月23日に渋谷区で開催されたTOKYO RAINBOW PRIDE 2023に参加してきました。
ここでは、当日の模様と興味深いと思ったブースのご紹介ができればと思っております。
TOKYO RAINBOW PRIDEとは何か
「東京レインボープライド(以下、TRP)」とは、LGBTQ当事者並びにその支援者(Ally)が、「“生”と“性”の多様性」を祝福し繋がる「場」を提供する、アジア最大級のLGBTQ関連のイベントです。
1994年夏に東京で、日本初のプライド・パレードが開催されました。
2011年に任意団体が発足し、その翌年から毎年TRPは開催され、参加者を増やし続けてきました。新型コロナウイルス流行に伴う、2年間のオンラインでのイベント開催を経て、2022年から実地開催を再開しています。
代々木公園から会場へ
4月22日、私は代々木公園に隣接した出入口から入場しました。
ゲートで配られた地図によると、ここは「パープルエリア」のようです。
各国のLGBTサポート団体のブースや大学のブースが並んでいました。
はじめて“プレス”になりました
立て看板地図の案内を見ると、報道関係者は最初に受付が必要とのこと。
「会社のブログ記事に書きたいのですが…」と相談すると快く受付してくださいました。
私も受付で黄色いゼッケンを貸していただきました。
今回はプライベートでもあったのですが、こうやってプレスと書かれたものを着用すると失礼の無いようにしなくては、と身の引き締まる思いです。
(タイ国政府観光庁前で記念撮影していただいきました!お二人ともお美しいです!)
このうち何人が当事者なんでしょうか?
会場を歩いているとフェイスペイントをしていたり、旗を持っていたりする人とすれ違いました。フェイスペイントは基本的に虹色ですが、旗は逆に虹色を持っている人は少なく、特定のセクシャリティあるいはジェンダーを表すものをお持ちの方が多かったです。
当事者以外で変わった旗を持ち歩く人もいないことは無いと思うのですが、多くはご本人がそうということなんだろうか…と考えながら眺めていました。
私も自分が属するセクシャリティの旗を購入してみました。会場では同じ旗を掲げている人は非常に少なかったのですが、見つけるとうれしくなりました。SNSでは交流があれど、なかなか実際にお目にかかる機会が無い仲間を直接目にすると、ひとりじゃないんだなと思えて心強く感じました。
(皆さんは何の旗かわかりますか?)
一番気になったのは「オレンジエリア」
渋谷方面から一番近いオレンジブースは、生活上の悩みを相談できるブースが多数ありました。老後や仕事、お金の問題、住居など実際の生活に密着した悩みは誰にでも起きうることですが、それにLGBTQの問題が絡むと、悩みを抱える方も相談しにくいし相談された方もすぐには答えられない場合が多々あります。
弁護士や司法書士、当事者団体などが「前提」をわかってくれている状態で、周りの目を気にせず話せる場所があるというのは画期的だと思いました。
かゆいところに手が届く商品も
個人的に強く興味が惹かれたのは(株)シーアールエーによるオーダーメイドスーツ専門店「Fabric Rainbow」でした。
近年、学校関係のアイテムのジェンダーレス化が進んでいて、体操着やランドセルに続いて、最近ではスクール水着などもジェンダーレスなものが開発されました。
しかし、ビジネスの場ではなかなか浸透しないのが現状で、スーツに関してはデザインで男女がはっきり分かれてしまうものが主流となっています。「性差の出る服装がいやだから、スーツを着る仕事を選べない」という方も少なくはないはずです。
ここのお店では、スーツのほかに礼服も取り扱っているそうです。
船橋に店舗があるそうなので、今度寄ってみたいなと思いました。
(店員さんのスーツ姿もすごくかっこいいです!!)
今回は新しい発見がたくさんありました
今回参加してみて、普段は知ることのない情報にたくさん触れて、来て良かったと思いました。それは、ネットで出てこない情報もあるという意味もあれば、ネットで拾った情報と実際に血の通った当事者を目の前で見ながら彼らの語る言葉を聞くのとでは全然重みが違うという意味もあります。
こういった当事者が訴える活動はよくネットで「集まって騒いでどうするの?何になるの?」という批判に晒されがちですが、仲間を見つけること、人の情熱を間近で見ること自体が何かを変えるきっかけになるのだと私はTRPに参加して感じました。
今まで知らなかった活動や取り組みもたくさんあったので、それはまた調査して別の記事として書いていきたいと思います!
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