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by QUIs(くいず)

JICA研修ー幸和義肢研究所にて二日間の車いす講習

JICA研修: 幸和義肢研究所にて車いす講習

こんにちは!インターン生の奥本です!8/15,16日の二日間は、JICAの研修の一環として車いす講習がありました。

様々な国から来たJICA参加者の皆さんは、障がい者の視点に立って学び、実際に車いすを体験してみることで障がい者のバリアとなっている点だけでなく、車いすの楽しさについても学ぶきっかけになっていたと思います!

ー1日目ー

午前中は、車いすの基本姿勢やグリップの握り方、ブレーキのかけ方、ターンの仕方を学びました!

午後は、ゲームを交えて車いすスキルを学びました!
ペアになって手を繋ぎ、押しては引いて向きを変えるゲームを行いました!
このような動作は、家の中や街中でも物を使用して曲がることを簡単にします。

みんなでコーンを使ったゲームもしました!
1人の掛け声と共に、車いすを操作しながら自分のコーンを見つけて止まるというゲームです。

このようなゲームの中にも様々な意図があります。例えば、多くの人が狭いスペースで車いすを動かすことは実は「人混み」を体験していて、街中で早く車いすを動かす方法や、人を交わしたりする練習にもなります。

また、マットレスを使用して段差をあがる練習をしました!練習中は数人がキャスター上げで後ろにひっくり返ってしまうケースも、、、そのような恐怖心よりも、皆さん積極的に練習する姿が印象的でした。

ー2日目ー

朝から皆さん、積極的に車いすに乗って自主練習をするほど1日目は、車いすの楽しさを実感していました☺

まず午前中は、ディスカッションから始まりました!皆さんが今回乗っている車いすと病院などで使われる一般的な車いすの違いとは?

実際に乗ってみたり、よく観察してみんなで積極的にお話していました。

こちらのディスカッションでは、それぞれの国の方が自国の車いすの特徴を紹介していたり、車いすの機能性や目的についてオープンに話す姿が印象的でした!

ディスカッション後は1日目に続きキャスター上げ、ターンを地面でマスターしたら、次は5cmと10cmマットを使ってキャスター上げ練習をしました。恐怖心を感じながらも丁寧に登り降りの練習をしていました!

やはりパワーだけではうまくいかず、車いすの特性を理解してやらなければいけないと感じました。キャスター上げには、転ぶことや後ろへ倒れることへの恐怖心を感じる人も多い為、この壁を越えて、日常生活でキャスター上げを生かすことは非常に難しいと感じました。

午後は、これまでのスキルをもっと磨く為、バックでマットを越える練習をしました!
よりバランス感覚が必要になり、みんな必死になって練習していました。

途中から外に出て練習をしました。片手だけでブレーキをかけると90度ターンができ、ジグザグに進むことができます。手を使わずに真っ直ぐ進む方法も練習しました。この練習をすると、何かを片手で持っていても進むことができます。

再び外の練習では、前輪を上げた状態でスロープを降りたり、段差を越える練習をしました。車いすを乗るだけでなく、車いす介助方法についても学びました。
実際に階段介助では、車いすに乗る人のことを考えてやると簡単そうに見えて難しいことが見て分かりました。

二日間のまとめ

今回JICA研修に参加している方は、みんなが同じ言語でコミュニケーションを取れるわけではありません。しかし、言語の違いがありながらも身振り手振りで協力する様子や車いすの乗り方やコツを教え合う姿が見られました✨

障害の有無ではなく、言語や文化の違いではなく、単純にスキルアップやゲームを通して車いすに乗ることは楽しいという気持ちで人と人が繋がっていく過程は、まさにスポーツの効果であると感じました。二日間で車いすスポーツをしたわけではありませんが、車いすで行ったゲームやそれぞれのスキルを習得することを通して、皆さんの結束力やチームワークが強まったと感じました。

2日間、みんなが失敗と成功を繰り返していく中で確実にみんなの中にチームワークや結束力がうまれていると実感しました!私自身も、みなさんの楽しむ姿や励まし合う姿を見られて嬉しかったです!

車いす講習は2日間で終わりでしたが、JICA研修はまだまだ続きますので今後も引き続き情報をアップしていきます!

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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