8/10 JICA研修「スポーツを通じた障碍者の社会参加の促進」に参加しました
こんにちは!インターン生の岡田です。
8月10日にJICAの研修「スポーツを通じた社会参加の促進」に参加してきました。この研修は、当社がJICA東北からの委託事業として実施している研修で、8月9日から3週間にわたって実施されます。ロシア語圏の方と英語圏の方が参加するため、通訳の方を介しながら研修を進めていきます。
こちらの投稿では午前と午後に分けて研修の様子をお伝えします。
午前中の研修
午前中は障がい者スポーツの在り方についての話し合いを行いました。
「インクルシブ・スポーツを障がい者スポーツとするか、啓蒙のためのレクリエーションとするか」というテーマと、「オリンピックとパラリンピックは一つに合併可能か」というテーマについて考えました。
講師の先生がインクルーシブ・スポーツについての説明やオリンピックとパラリンピックを合併するメリットの説明を事前にしてくれたので、より多様な視点からテーマについて考えることができました。
私はパラリンピックとオリンピックは合併できないのではないかと考えていたのですが、受講者の方々はどうすれば合併することができるのかと真剣に話し合いをして結論を出していて、皆さんの障がい者の社会参加に対する関心の高さを実感しました。
午後の研修の様子
午後は3人の講師の先生による座学の講義を聞き、その後30分ほどレクリエーションを行いました。
まずJICAの方から、障害者の雇用促進についてJICAが実施している取り組みについての説明をしていただきました。スリランカなどで障害者と企業のマッチングを行い雇用サービスが民間セクターによって提供される仕組みを作ったり、障害者のデジタルアクセシビリティシステムを作るなどの取り組みを行っているとのことでした。
次にADDPという団体の方から、ラオスで行っている取り組みについてのお話を伺いました。
スポーツを通して障害者の自己肯定感を高め、社会参加の意欲を基せることで、結果的に雇用が促進されているというお話を伺い、改めてスポーツの効力の大きさについて実感しました。
最後に講師の橋本さんから、パラリンピックの歴史についてお話を伺いました。パラリンピックの歴史の古さや、初めはほんの数人で始まったものだということを教わり、そんなパラリンピックが現在では世界中の誰もが知っている大会になったことから、障害者スポーツの今後の発展に希望を持つことができました。
講義の後は名前を覚えるためのレクリエーションゲームを行いました。風船を使ったゲームで、風船を投げる際に相手の名前を呼ぶゲームです。ゲームを楽しみながら受講者全員がほかの受講者の名前を言えるようになったところが印象的でした。
8月10日の研修参加を終えて
私は障害者スポーツについての知識があまりなく、それがどのように障害者の社会復帰につながっているのか、研修に参加する前は分かりませんでした。しかしラオスの人々がスポーツを楽しんでいる輝かしい笑顔の写真を見て、スポーツの人々にもたらす効力の大きさについて実感しました。私は29日から31日の研修にも参加するので、これから研修を通して、スポーツをどう活用して障害者の社会参加を促進するか考えていきたいを思います。