一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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ウクライナの負傷兵たちが車いすバスケ世界大会参加について思うこと

ウクライナ負傷兵士がインヴィクタス・ゲーム (The Invictus Games)に参加

NHKのニュースでウクライナの負傷兵たちが車いすバスケの練習をし、9月の世界大会に参加すると報道されました。

(外部リンク)
ウクライナ負傷兵士たちが車いすバスケ 世界大会へ向け練習
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230801/k10014148761000.html?fbclid=IwAR2-MZcdWmsR8g2WbXUKurT7JL8GwdP7gjmJfnRC6khGGs-xE4diLJUNAYw

9月に世界大会あったかな、負傷兵が中心だとクラス分けどうなるのかなと思いつつ、調べたら負傷兵や病気の軍人、退役軍人が参加するインヴィクタス・ゲームへの参加でした。

今年(2023年)の9月9日から16日に掛けてドイツのデュッセルドルフで開催されます。住んでいた街なので感慨深いですね。
車いすバスケだけではなく、ベンチプレスや陸上、車いすラグビーなどの種目もあります。

僕もあまり詳しくないですが第一回は2014年のイギリス。その後2~3年おきに開催されている大会です。

障害者スポーツは第二次世界大戦中のイギリスの戦傷者リハビリテーションから始まったと言われますが、このイベントはその理念を受け継いでいるように感じます。大会を実施することそのものではなく、大会を実施することで参加者となる負傷兵の心身のリハビリテーションを促進したり、負傷兵の理解を社会に啓発したりというところが、パラリンピックの黎明期の思想と合致しているように思いますね。

戦争がないことが一番ではありますが、現実として起こってしまっている中で、負傷兵や戦争で障害を受傷した方向けの取り組みをしていくことは実務で進めていく必要があり、今回のイベントはそういった取り組みへの理解を深めて、後押しするものになるのではと感じました。

(外部リンク)
ドイツ大会のホームページ(ドイツ語です)
https://www.bundeswehr.de/de/aktuelles/veranstaltungen-bundeswehr/invictus-games-2023-duesseldorf-5490516?fbclid=IwAR2-MZcdWmsR8g2WbXUKurT7JL8GwdP7gjmJfnRC6khGGs-xE4diLJUNAYw

インヴィクタス・ゲームのホームページ
https://www.invictusgamesfoundation.org/?fbclid=IwAR3H8H8ZXl4YyWt6zj_8ZVKPQImtkHAxkLHS-gLxZGAFiI-OkwcFry6Uuwg

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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