デンマークで豆腐作りに挑戦
こんにちは!
インターン生の家中です。私は現在、デンマークに留学しています。
デンマークでも豆腐を作ってみたい!と思い、日本からにがりを持って渡航しました。
単に豆腐を作るだけでなく、豆腐の知識や魅力を広める目的ももち、イベント的に豆腐作りをやってみました。
作り方を紹介
日本で作っていた豆腐作り動画と作り方イラストを用意しました。
豆乳から作る場合の工程の少なさにみなさん驚いていて、「家でも作ってみたい!」と言ってくれる方もいました!
きらず揚げをおいてみた
日本からのお土産としても、きらず揚げを持ってきていました。
おからについて説明したうえできらず揚げで触れられるという、我ながら良い流れを作ることがでいました。
おからの廃棄問題についても簡単に記載して置いておくと、覚えてくれている日本語「もったいない」が出て嬉しくなりました。
おからとは何かという説明が必要だったことから、買い出しの際、スーパーでは豆乳や豆腐がある一方、大豆やおからは見かけなかったことを思い出しました。豆腐だけでなくおからを知ってもらう機会も必要なんだな、と新たな発見です!
豆腐作り!
簡単に説明したあと、豆腐作りに突入!
日本で持ってきたにがり、デンマークのスーパーで購入した豆乳を使用しました。
豆乳をあたためてにがりを加えて…
完成!
無事、お豆腐が完成しました!
日本人でも食べる機会の少ないできたてのおぼろ豆腐、喜んで食べてもらえました。
日本のお豆腐をデンマークで知ってもらう機会になりました。少し緩めの豆腐になりましたが、大満足です!
デンマークの豆腐
デンマークに売っていた豆腐も、食べてみました。
まず、デンマークの豆腐は常温コーナーに置いてあります。そこから驚きなのですが、真空パックに入っており、かなり固いです。また、木綿や絹などの区別がなく、置いてあるのはこの1種類だけでした。
まずはそのまま切って食べてみました。やわらかさはほとんどなく、少しぼそぼそしていて食感・味ともにチーズにかなり近かったです。表示を見てみると塩が入っていて納得しました。
ただ、意外に美味しくて、例えばサラダのチーズ代わりなど、日本の豆腐とは違う使い道ができそうです。
続いて、焼いてみました。固く、水分もほとんどないので簡単に焼くことができます。
焼いた方が大豆の味を感じやすかったです。醤油との相性も抜群でした。
たくさん発見がありました
はじめての海外でのお豆腐作り、無事成功できました!
海外で豆腐は人気になってきていると聞いたことがあったので、どのくらい広まっているのだろう、と思っていましたが、名前こそ「Tofu」で通用するものの、実際には身近な食材ではなく、豆乳から簡単に作れることが知られていませんでした。
また、写真でお気づきの方もいるかもしれませんが、豆腐も豆乳も、パッケージに描いてあるイラストは枝豆でした。大豆の認識があまり強くないのかなと想像できます。
まだまだ、海外に向けて発信していく必要があることが分かりました。
また、なぜ豆腐が身近な食材ではないのかというと、「豆腐=ヴィーガン」という認識もあるようで、ヴィーガンでない限り食べる機会が少ないという点もあるようです。
ヴィーガンの方も食べられる食材として重要な食材である一方、「ヴィーガン用食品」というように分けられてしまっているのはもったいないです…。そのため、豆腐を「みんなで食べて美味しいもの」として広めることもしていきたいなと感じました。
また豆腐をみんなで作り、楽しみながら豆腐について理解を深められたらと思います!