一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

23年11月 福島県立医科大学にて二日間の車いす講習会

こんにちは。インターン生の盧です。

11月3日と4日に福島県立医科大学保健学部福島駅前キャンパスにて車いす講習会を行いました。

本講習会は、福島県が実施する「スポーツからはじめる共生社会実現プロジェクト(事業自体は県からの委託で(公財)福島県障がい者スポーツ協会が実施)」及びサントリーホールディングス株式会社の「チャレンジド・スポーツプロジェクト」の一環として実施されました。昨年9月に引き続き2回目の開催となります。

今年は福島県立医科大学の作業療法学科や看護学科、福島学院大学の福祉心理学科やなどから、約20名の学生が参加していただきました。

参加者の中には、医療や福祉について勉強していて、車いすユーザーとすでに関わったことがある学生さんが多くいました。「車いすの患者さんの相談に乗れるようになりたい」「授業で触れる機会が少ないから車いすについてもっと知りたい」と多くの学生が明確な目標を持って受講しに来てくれたことがとても印象的でした。中にも、「去年参加された友達が楽しかったと言ったから」参加してくれた学生さんがいて、私たちもそれを聞いて嬉しく思います。

 

受講する学生の多くは卒業後に車いすユーザーと関わる可能性が高いため、2日間の講習では車いすの操作法に加えて、車いすの介助法、車いすユーザーの体に合わせた車いすの選び方やスキルを教える際の指導法などについても習得しました。また、福島県障がい者スポーツ協会コーディネーターの村上光輝さんによるボッチャ講義もあり、ボッチャを楽しく体験しながら障害者スポーツについて理解を深めました。

 

今回の講習会に、学生たちに実際に車いすで福島の街にお出かけする体験もしてもらいました。最後に講習会が終わり、感想を共有する時に、車いすでお出かけする体験は多くの学生にとって印象的で、普段平坦と思った道が実際に車いすで走ってみたら凸凹で振動したり、地面に少しの斜めがあったら車いすが滑りそうになったり、車いすに乗らないと分からない気付きが多くあったと学生たちが述べました。

 

 

また、最初にキャスター上げする時の怖さから最後にできた嬉しさを語った学生さんが多くいました。私も学生一人一人が練習を重ねて、スキルをできた瞬間を見て、思わずに感動してしまいます。

 

 

今回の講習会で、福島の学生の皆さんにとって、学びと気付きが多くあった講習会になったと思います。皆さんが今回講習会で習得した知識とスキル、そしてスキルを人に教える際の指導法を将来に活かせ、誰かの人生を変えるきっかけになれると嬉しいです。

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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