一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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ドイツの車いすスクールの活動を紹介

ドイツの車いすスクールの活動を紹介
※このブログは2022年7月3日のFacebookの投稿に加筆修正したものです。

ドイツの車いすスクールプロジェクトの動画を紹介します。
https://www.sat1regional.de/hamburger-rollstuhl-schulprojekt-macht-kinder-mit-behinderung-fit-fuer-den-alltag/

イベントを主催しているDavidくんはドイツでもあったことがありますが車いすでスケボーパークやストリートで格好いいスキルを決めるいいやつです。しれっとパラリンピックの4つのメダルを持っているEdinaも混ざっていて、確かにハンブルクのイベントなので地元だなと思いながら、師匠の弟子筋の人たちは頑張ってるなと刺激をもらったりします。
僕が初めて車いすに乗ったのは2004年6月のことですが、そのときに一緒だったのがEdinaです。元気そうで何よりです。

Edinaは文京区がドイツのホストタウンだったこともあり、以前シンポジウムに呼んだりもしていて、その時に取材を受けた記事が公開されています。

パラスポの記事へのリンク
https://www.parasapo.tokyo/topics/8228

このプロジェクトは、車いすを利用するこどもと『将来車いすに乗る可能性のあるこども』を対象にしているそうで、その着眼点は本当に素晴らしいです。できるだけ早い年代で移動する楽しさや、身体機能が少しでも残っているうちに上手に乗る感覚を掴むことは、将来の車いすの導入には必須です。もちろんその楽しい様子を見ることで両親の意識も間違いなく変わります。

「私はスロープが上がれるわ」
「すごく楽しい」

こどもたちの声はシンプルで、ともすると地味に聞こえてしまうかもしれませんが、そういった積み重ねをしていくことが何より重要なのかなと考えています。
今週土曜日は僕もこどもたちと車いすで遊ぶ予定なので、負けないように頑張ります。

リンク先の動画は残念ながらドイツ語ですが、何をやっているかは動画を見てもらうとわかると思います。遊びながらチェアスキルを練習し、それがスキルの練習と感じないような工夫がいっぱいされていて、とても参考になりますね。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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