一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

車いすユーザーと一言で括られる集団にある多様性を知る

車いすユーザーと言われる人の中にも多様性があることを知ろう

※このブログは2022年6月30日のFacebookの投稿に加筆修正したものです。

すごい動画見つけてしまいました。

【Youtubeへのリンク】車椅子ユーザー100人の想いと100台の車椅子【みんなと共に生きている】
https://youtu.be/9a7kGhFvNyg

車いすユーザー100人のインタビュー。約12分(720秒)なので1人当たりは7秒くらいになりますが、情報量が多すぎて胸がいっぱいになります。

いわゆる特別ではない車いすのユーザー100人に協力してもらえる地道な活動がすごいですし、どこまで個人情報を出すかはそれぞれ違うのですが、障害と受傷要因は記載されていて、それがすごいですね。

Facebookでお友達になっている人や、個人的に存じ上げている人もちょっといたりしてびっくりしました。

心のバリアフリーの現実的な落としどころってどこでしょうか、っていう議論はこの数年間でたくさんしてきましたが、「単純な一つの言葉で括られてしまう(障害者とか車いすユーザーとか)集団の中に多様な人がいることを知ってもらうこと」というのが僕が考える現実的な心のバリアフリーの落としどころです。

そういう意味では、この動画の価値はすごく高いですし、この動画がパラリンピック開幕直後の21年8月27日に公開されているのもとても熱いですね。そして、100人いればいろんな声がありますが、その全てを否定せず、並列に並べているところが、車いすユーザーと一言で括られる集団の中の多様性を表現していると思います。

これも是非最後まで視聴されることをおススメします。

いや、本当にすごい。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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