by QUIs(くいず)
眼の障害の認定基準が変更されました
いつもコ・イノベーション研究所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
コ・イノベーション研究所インターンシップ生でございます。
本日は令和4年1月1日から「眼の障害」に関する認定基準の変更に関してブログを書こうと思います。
これまでは視力障害は「両眼の視力の和」で障害等級を決めていましたが、今年からは「良い方の眼の視力」に変わりました。
視覚障害についてはどのように改正されたのか、具体例で見てみます。
- 例1 右目視力0.03、左目視力0.02
(改正前)両目で0.05のため2級 →(改正後)右目(良い方)0.03のため1級
*これまでの1級の認定基準は「両眼の視力の和が0.04以下」
この例にたとえると、弱視の方はより重い等級に変更となる可能性があります。
そうすると障害年金の受給額も変わりますので、結構大きな変更です。
例えば若い世代の方に障害をテーマに講義をするときに「タモリさんは障害者だと思いますか?」という問いかけをすることがあります。
幼少期の事故で右目を失明しています。そのときに、「両眼の視力の和が・・・」と説明をして障害者ではないと伝えていましたが、今年からはこの変更に伴い、説明を変えています。
この変更に伴い、今まで視力や視野に障害があるものの認定されなかった方たちにとっては、新たに認定がされる可能性があります。
また、改正により等級が下がることのないよう配慮がされている点にも「社会全体での支え合い」が読み取れます。
是非周りの方で該当する方がいらっしゃいましたら、教えてあげてみてください。
参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/09e88ad2f9e0b773219486b6b6e857875b62ec5b?page=1