【第三期スポーツ基本計画 その⑥】
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本日は【第三期スポーツ基本計画 その⑥】です。
今回の第三期スポーツ基本計画から「健常者」という表現がなくなりました。第二期スポーツ基本計画では6回使われていました。
代わりに『障害の有無(や年齢)を問わず』、『障害のある人とない人』という表現が使われています。
僕自身も4年くらい前からと思いますが、健常者という表現はとても違和感があって使っていません。昔、障害のない人をNormal Personという風に英語では表現していましたが、その翻訳がそのまま残っている印象です。障害のない人がNormal Personであるのであれば、障害のある人はAbnormal Personとなるのかという議論により、Non-Disabled Person→The Persons without Disabilitiesというように表現が変わってきました。現在よく使われる障害のない人という表現もこの英語表現を起因としています。英語で言葉がアップデートされているのに日本語の表現は全然アップデートされておらず、健常者という言葉を使うときには、障害者を健常者から切り分けているように感じるので個人的には全く使わなくなっています。
ですので、今回の第三期スポーツ基本計画において健常者という表現がなくなったことは純粋にうれしく感じます。
障害の表現については10年以上前ですが内閣府が作業チームを作って検討した資料が見られますので興味のある方は是非ご覧ください。
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_26/pdf/s2.pdf?fbclid=IwAR2MvKQvWDJE_TzCIWtBZyqq4eaYcpHoiIp5Rqbo5As28PXu3JxRiLTe6Kg
次、【第三期スポーツ基本計画 その⑦】です。