一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

虹になったひまわり 私は笑顔をたやさない あきらめないと決めたから

いつもコ・イノベーション研究所のブログをご覧いただきありがとうございます。

本日のブログの内容は弊社代表の橋本が投稿したFacebookの内容です。

是非ご覧ください。

2013年に恩師の故ストローケンデル先生の講習に遠藤さんが参加され、それがきっかけで始まった取り組みで、それ以来毎年初級講習等で協力していますが、来年度からは導入教室の指導者要請で訪問回数が増えそうです。

さて、その講義の中で後藤 沙千佳ちゃんのことを紹介させていただきました。15歳で骨のガンを発症。転移があり5年生きられないということも言われたそうですが、ざんねんながら2019年に25歳で亡くなりました。

僕が彼女と会ったのは2013年の暮れだったと思います。遠藤さんから「スポーツ参加が難しい人がいるけど、可愛らしくてオシャレなので何かきっかけ作れないですか?」と言われ、沙千佳ちゃんの体調次第では外出も難しいと言われていましたが、僕が福島で指導者講習を実施するときにきっかけを作れそうな良さそうな人と一緒に福島に行きました。

当日は体調もよく、彼女と会うことができましたが、それがきっかけで彼女は夢を持つことができました。それは一緒にいった人の力です。

その後、フリーアナウンサーの大和田さんの薦めで、彼女は虹とひまわりをモチーフにしたチャリティーTシャツを販売し、小児がんのこどもを支援するパンダハウスに売り上げを寄付し、小児病棟も訪問したりしていたそうです。彼女と活動を共にし、支援した人も多く、20歳を過ぎてお酒を飲んだことがなかった彼女がお酒を飲むイベントとして特別列車が走ったり、彼女の活動は多くの人を笑顔にしてきました。実は亡くなった後もチャリティーTシャツの販売や売り上げの寄付が今も続いているそうです。

そのオンラインセッションで沙千佳ちゃんの話をしたときに、遠藤さんから「あの時のきっかけがなかったらこういうことは起こらなかったよね」と言われてから、しみじみと彼女のことを思い返したりなど結構いろいろと考え込んでしまっています。

実際に直接関わった時間が2~3時間程度でも人生変わりました。自分の障害に対する考え方が変わりました。その後で夢叶えましたと連絡をもらうこと、たびたびあります。

そういった体験を提供するために必要なことがある程度自分のなかで整理されて、説明できるようになったので同じノウハウを持った人を増やそうと講習の講師業にシフトを移したのが2013年。来年で10年になります。講習を実施した都府県も17となりめした。最近はJICAの事業に関わることでそな対象は国外にも広がりつつあり、大変ありがたい状況です。

未だに考え方が確立したということはなく、最低限の論理立てを日々ブラッシュアップしている感じではありますが、恩師のストローケンデル先生しかり、今、自分の中にある理論を作るのに、沙千佳ちゃんのように晩年の命を燃やしていろんなことを教えてくれた人は実は少なくないと感じています。

沙千佳ちゃんの話を聞いて、彼女のことを思い返すとともに、そういったお世話になった人たちの顔がしみじみと思い返されます。

そうして得たノウハウは受け継いだバトンのように感じていますが、それを広めていくのは一人では無理で、だからこそコ・イノベーション研究所という組織で活動しているのですが、お陰さまで来年度は今年度以上に講師の仕事が増えそうで、ありがたい限りです。そういった中で、大切なことに気づかせてくれ、教えてくれた方を沙千佳ちゃんをきっかけにいろいろと思い出してしみじみする日曜日です。

虹になったひまわり 私は笑顔をたやさない あきらめないと決めたから

 

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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