by QUIs(くいず)
iPS細胞による脊髄損傷者の治験の取り組み
いつもコ・イノベーション研究所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日はタイトルにもある通り「iPS細胞による脊髄損傷者の治験」についてお話します。
まずは以下のニュース記事をご覧ください。
https://www.afpbb.com/articles/-/3388954?fbclid=IwAR3jpzK9ghdMho6w6xxRx2-yaQnCayNrysI4jKLs0rJGRM_4gzn2dQ7SPvU
事故で下半身不随になった患者3人に、新開発の脊髄インプラントを埋め込んだところ、再び歩けるようになったとする研究論文が発表されたものです。
iPS細胞による脊髄損傷者の治験に関する取り組みが海外でも進んでいるようです。
5年ほど前に、脊髄損傷者にiPS細胞を使えないかと研究をしている大学の医学博士の講演を聞きに行ったことがありました。
そこには、iPS細胞に期待した多くの脊髄損傷者が来ていました。
そこでその医師は講演の最初に「僕は今日の話をすると聴講している人にもしかすると講演後に刺されて殺されるかもしれません。
なぜならiPS細胞の実用化までは数十年はかかるということを先端の研究をしている研究者として今日お話しをするためです。それは皆様に取って重い現実かもしれませんが、現実をしってもらうことが重要なので、刺されてもという覚悟で今日はお話をさせていただきます」というところから講演が始まりました。
ですので、特にこういった障害の根幹を治療するような最新技術に関しては慎重に情報発信をしたい考えにあります。