【ドイツ通信vol.2】公共交通機関のストライキ
1月15日はドイツの主要空港でストライキを実施されます
1月15日(火)にドイツの主要空港では、セキュリティスタッフのストライキが実施されます。
フランクフルト空港やハノーファー空港、ハンブルク空港やミュンヘン空港などが対象です。
これに伴い、ほぼ全ての便が欠航となります。
リンク先の記事にあるようにルフトハンザ便の結構は400を超えるようです。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-01-14/frankfurt-munich-airports-face-disruption-on-security-strike
現在空港のカウンターでは15日の便に乗る予定だった人が、便の振り替えのために
行列になっているそうで、帰国便を16日にしたのは本当にラッキーでした。
行きの飛行機は空いていて、両隣もおらず、とても快適な空の旅だったのですが、
この振り替えの影響で、16日の帰国便は混んでいるかもしれません。
ドイツではよくある光景
ストライキはドイツではよく見る光景です。
空港に限らず、鉄道、地域のトラムやバスの運行会社などもストを行います。
もちろん目的は待遇改善で、つまりは給料を上げることがストライキを実施する目的です。
僕がドイツに住んでいたころは鉄道のストライキが毎年のように行われており、
多い時で7%の給与のベースアップがあった年もありました。
その結果、電車代は本当に大きく値上がりし、はじめてドイツに来た2004年ごろから
考えると、地域のトラムなどの価格は1.5倍以上になっているような印象を受けます。
高くなったトラムでのサービスの向上
今回、ケルン市を訪れ、地域の交通機関を利用しましたが、
バリアフリー化が進んでいる印象を受けました。
車両は低床化し、多くの駅でホームがかさ上げされて段差なしで乗ることができます。
ケルン市のトラムや地下鉄の路線図を渡航前にチェックしたのですが、
何と段差なしで移動できるバリアフリー路線図が追加されていました。
前に調べたのが2017年の秋ですが、そのころにはなかった地図だと思います。
ストライキは困りますが、個人の収入レベルが上がることは応援したいとは思います。
チケットの価格が上がることは大変ですが、そういった上昇した分の価格が
こういったバリアフリー化にも活用されているとすれば、あながち否定だけもできないなと
感じました。