一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

ウスターのスヌーズレンセンターを訪問しました

ウスターにあるスヌーズレンセンターを訪問しました

コベントリーからウスターへと移動してきました。
今日は、この街にあるスヌーズレンセンターを訪問しました。

スヌーズレンは1970年にオランダで開発され、世界的に広まっている取り組み・手法です。
英語のsnoozeにはうたた寝をするという意味がありますが、オランダ語のスヌーズレンは
ウトウトするという意味や、さらに臭いを嗅ぐというような意味もあります。

環境から感覚的な刺激を与えることで重度知的障害者のリラクゼーションや余暇活動を
提供することを目的とした手法で、日本でも取り入れている施設があります。

興味はあったのですが、なかなか機会がなく、イギリスで初めて施設の見学や手法の体験を
させていただきました。

見学中も多くの方が利用されていて、実際に利用している施設の写真はあまり撮れなかったたのですが、
聴覚、視覚、触覚などさまざまな刺激を通してリラックスできる空間がたくさんあり、
実際にとても気持ちがゆったりしてリラックスでき、飛行機の移動でたまった疲れも癒されました。

天井からのプロジェクションで床に動画が投影されています。
投影する動画は数十種類の中から選べるようになっており、
下記の写真のものは水面のようなアニメーションと魚が泳ぐ様子が映し出されていました。
センサーとセットになっており、床面を触ると泳いでいる魚が反応するなどのリアクションが
出るようになっていました。クッションもとても気持ち良かったです。

スヌーズレンルーム紹介動画

ウスタースヌーズレンセンター紹介動画

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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