一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

社会的インパクト・マネジメントの考え方を身に付け実践する研修に参加しました!

6/10,11日の2日間に渡ってインターン生に向けの社内研修に参加しました。

インターン生の神と奥本です!

講師に、大澤望氏(株式会社大沢会計&人事コンサルタンツ取締役/一般社団法人 インパクト・マネジメント・ラボ 共同代表・アソシエイト)を迎え、「社会的インパクト・マネジメントの考え方を身に付け実践する」ことを目的とした研修を担当していただきました。

研修では、ワークショップを通して、社会的インパクト・マネジメントの考え方を取り入れ、実践しました。

 

研修の内容

研修では、どうして取り組みを評価をすることが必要なのか、社会的インパクト・マネジメント(SIM)の考え方の概念などを学びました。冒頭では、評価とは現時点での問題点や状況などを事実特定したうえで行う価値判断のことであると学びました。

また、評価方法としてプログラム評価を学びました。

プログラム評価は階層形式になっていて、ニーズ評価・セオリー評価・プロセス評価・アウトカム評価・効率性評価の5階層があります。

この階層に沿って行うことで、一番最後に行う効率性評価を適切に行うことができ、正確な評価を得ることができます。

プログラム評価の考えに基づいて、社会的インパクト・マネジメントの概念があります。社会的インパクト・マネジメント(SIM)は、事業や取り組みの中で評価を定期的に行うことで得た情報を改善や意思決定に長期的に活用するという概念を指します。

私たちは、評価が評価されて終わりではなく、その評価から得られた情報を活用することで、どのように社会に利益や影響をもたらすことができるかという新しい概念を学ぶことができました。

 

ワークショップでは、実際にCOILが行っている事業を例に社会的インパクトを生み出すための事業分析・問題分析・目的分析を行いました。

 

私たちは、零細農家の活性化・収益性の高め方を社会的テーマとして、付箋を使って、その社会的問題を解決する目的やその原因、問題点、改善点を可視化して見つけることができました。特に、目的分析では中心問題を解決するために、どんな取り組み(手段)をすれば、どのようなアウトカムを得ることができるのかを学びました。

そして、これらの分析を経て、ロジックモデルの作成を行いました。ロジックモデル作成では、付箋を色分けして、インプット(青)、アウトプット(緑)、アウトカム(赤)、評価指標(黄色)で可視化しました。

特に、アウトプットとアウトカムを評価するためには、適切な指標作成が求められることを学びました。(読者が何を求めているかによって、書き方が変わる。本当にその指標で、アウトカムやアウトプットを適切に測れるか判断することが難しかったです。しかし、指標を作ることで、自分たちに足りていない活動を見つけることもできました。

ワークを通して、適切な分析と評価を行うことで、社会的インパクトをどのように生み出し方、適切な評価の行い方、事業へのSIMの取り入れ方を学びました。

 

研修の終えて

実際に初めて学ぶ考え方が多く、うまく情報を整理できないこともありました。しかし、ワークショップを通して、自らが分析・評価を実践することで実際の事業にどのように応用することができるかを学びました。

また、評価というものが人とのコミュニケーションに繋がることが重要で、対話を通して、そこから問題点や改善点を得られたことが大きな気づきでした。自分たちが評価をする際にも評価で得た情報が人とのコミュニや事業の改善に活かしていきたいと思いました。

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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