一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

淑徳大学車いすスキル講座に参加しました!

こんにちは、インターン生の家中です。

2023年1月24日(火)から26日(木)、淑徳大学にて車椅子スキル講座を開催しました。

私がお手伝いしたのは24日、25日の2日間でした。

 

24日は、車椅子に乗る感覚を掴むことや基本操作の習得を目指した内容でした。

 

車椅子に乗る時の姿勢についての指導や、上体を屈ませた状態で押されると車椅子はどう動くのか、など、体感的に車椅子の特性や乗っている人の感覚を体験していました。

 

後半は氷オニのようなゲームをしながら、練習中にゲームを入れる際の注意点や車椅子の方が参加する際の配慮などを学び、最後に階段を登る際に必要なスキルである、キャスター上げの練習をしました。

 

 

25日は、朝早めに体育館に着いて、前日の操作の復習をしたり、仲良く遊んでいる姿が印象的でした。

 

この日は座学も含め、キャスター上げをマスターする段階に入り、新たにボールを拾う動作の練習もしました。新しいスキルが登場するたびに、はじめは「ムリムリ!」と言いながらも最終的にはほとんど全員ができるようになっていたことが印象的です。

 

 

車椅子講座のお手伝いをすると毎回感じるのが、2日間でここまで上達できるのか、ということです。

はじめは前に進むことすら難しく感じる車椅子操作ですが、1日目の終わりにはキャスター上げを習得している人も多くいて、2日目にはほとんどの人がマスターしてしまいます。

 

段階を分け、急いで習得するというよりは、ゆっくりじっくり習得していく講座なので、受講者のみなさんのスキル習得の早さには毎回驚きます。

 

また、ゲーム形式の練習がほとんどなので、楽しく学んでいる姿も印象的です。習得が早いのは、楽しんでいるからというのもあるのかもしれません。

 

 

今回の受講者は教育学部の方が多かったため、みなさんが興味をもつ部分が「教え方」の部分でした。すでに教育に対する知識はある方々だと思いますが、車椅子ユーザーの方への配慮や巻き込み方など、新鮮に感じる部分も多いようでした。

 

また、淑徳大学では何度も講座を開催しているためリピーターも多いです。その多さからも、講座の楽しさや車椅子に乗る経験の貴重さが分かります。

 

実際に乗ってみなければ分からない車椅子ユーザーの視点や感覚を理解できる経験として、実践の場に活かすためのきっかけとして、より多くの人がこの講座を受講できるようになれば良いなと思います。

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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