明日からJICA事業の研修開始です
明日からJICA東北から受託している研修が開始します。研修員の方々と会えるのが楽しみです。
そして、今日から3月5日までの長期出張が始まります。
東京→仙台→郡山→仙台→陸前高田→仙台と移動し、3月3日にJICA研修が終わったその足で大阪に移動して4日、5日と森ノ宮医療大学で車いす研修を行い、5日深夜に帰宅します。
僕にとって教育現場で人と関わる時間は精神的にも肉体的にも消耗する時間で、それは発達障害による過剰集中もあるのですが、結果として自分の何かを削る作業ではあります。そんなに強い人間ではないですしね。
毎日生徒と接している先生や患者さんと接しているリハの先生たちには頭が下がります。
それはよくわかっているので、心が疲れたときに読む本を6冊持ってきました。自宅の本棚の前で10分くらい考えて適当に持ってきたものではありますが、これからお世話になる本だと思います。
1.選択の科学
シーナ・アイエンガ―著
研究所なのに著者の想いがあふれるくらいに伝わってくる好きな本です。
2.なぜこんなに生きにくいのか 南直哉著
尊敬する仏教家の本です。読みやすいので興味ある方はどうぞ。仏教の専門用語は全く使わずに現代の生きづらさに寄り添う本です。
3.恐山 死者のいる場所
南直哉著
南直哉さんの2冊目です。これは買ってから未読なのでこの機に読もうと思います。この人の本は、自分の内的な問題と向き合ってきたら、たまたま内的な問題を抱えている人がわかるようになった、というスタンスから書き出しており、とても正直な本と思います。
4.葉隠入門
三島由紀夫著
これは本当に疲弊したときに読む本と思っています。
5.日本の障害者・今は昔
花田春兆著
古事記・日本書紀の時代から日本の中で障害者はどのように社会で暮らしてきたか。文学や古典を研究して書かれた本です。もう絶版なので気になる方は図書館で手に取るのが現実的です。
6.ポリティカル・コレクトネスからどこへ 飯野由里子ら著
大好きな東京大学の飯野先生の新著です。障害の社会モデルという新たなモードをどう扱っていくか、社会モデルが本質とはずれたところでファッション化していく今をどう生きていくかということを書いた本だと理解して購入して未読の本です。これはこの期間に読みたいと思っています。
研修の様子については明日から報告もしていこうと思います。無理なく頑張ります。