一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

大船渡の夢海(ゆめみ)公園

ホテルから海までは数百メートルなのですが、海のそばに「夢見公園」という公園がありました。

最初に思ったのは「この名前がすごいな」ということで、12年前に津波の被害にあったところに作られている公園で、まだまだ海に恐怖感のある人もいると思うのですが、その「海」にポジティブなイメージのある「夢」をくっつけるのは、「海とともに生きていこう」という強い意志を感じました。

調べてみたら一般公募だそうで、採用された人は千葉県在住だそうです。発案が県外の人であっても市の関係者が選定した名前ですから、そこには市民の意志があるように思います。外部から発案されたというのが面白いですね。

この公園の遊具ですが、とても記憶にある遊具だったので、調べてみたらやはりPleygroud for hopeというNPOが関係しているものでした。調べたらやはりNPO法人のHPに夢海公園の事例が紹介されていました。

ここのNPOの方と何回かお話をさせていただいたのはもう10年くらい前ですが、震災後の外部団体の活動としては最も美しいプロジェクトだと感じたのを覚えています。

このNPOは被災地域の公園にいろんなところから集めた寄付金を使って遊具の設置を行うのですが、一つ大きな特徴は、その遊具を地域住民で設置するという取り組みです。地域準民で設置できる遊具のパーツを現地に持ち込み、実際にみんなで作業をしながら公園を作っていくんですね。そうするとその作業に関わった住民にとって、その公園は正に「自分たちの公園」になります。設置後に公園を利用する際にも顔見知りができたり、設置中に友達になった人と一緒に遊びこともできます。

外資系企業の日本駐在をしている外国の方が中心となって行われていた事業ですが、この夢海公園は105番目のプロジェクトということで、被災地域で100カ所以上にこういった地域コミュニティの核となる公園設置を続けているのはすごいことだなと思います。

このNPOのプロジェクトでは外観の似た遊具が設置されていますので、近くの公園にこの写真のような用具がある場合は、是非Playgroud for hopeで調べてみてください。奥ゆかしい団体なので、実際の公園にはどこにも法人名は見つけられませんでした。

何か元気もらったので、今日も頑張ります。

 

外部リンク

Web東海新報|正式名称は「夢海(ゆめみ)公園」に、木之内さん(千葉県)考案/大船渡 (tohkaishimpo.com)

第105弾: 夢海公園 – Playground of hope (poh.ngo)

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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