一般社団法人 コ・イノベーション研究所

各種お問い合わせはこちらから

お問い合わせ お問い合わせ
お問い合わせ

by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

取れる選択肢が多いことが大事だと思います

震災や火事が起こるとエレベーターはストップします。そうすると上下の移動手段がエレベーターしかない車いすユーザーは移動手段がなくなります。

よくある対策として聞くのは、人と車いすを分けて数人で抱えて運んだり、4人から6人で車いすごと抱えたりする方法です。

キャスター上げができて、その原理がわかっていると1人または2~3人で階段介助ができます。

動画は僕1人で介助しているパターンですが、車いすを合わせて90kgを超える方でも1人で階段介助ができます。意外と大きな力はいらないですが、正しい方法で介助しないとリスクは大きい介助法です。

この階段介助の動画をアップすると危険な手法を真似する人がいるからよくないと言われることもあるのですが、こういう介助法があること、そしてそのためには適切なスキルが必要であると知っていることで、とっさの時に選択肢が増えることに意味があると思うので、動画で共有します。

この介助スキルはコツをつかむと難しくはないのですが手順が若干複雑です。声をかけてもらえれば、やり方はお伝えします。もしもの時にこれを知っていることでひとつの命が助かるかもしれません。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
戻る