一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

今年は「縁」を大切に「他力」で頑張ります

喪中のため、新年のご挨拶は控えさせていただきますが、本年もよろしくお願いいたします。

本年が皆様に取っていい年になりますように祈念します。

初めて法人設立をしてから、この4月でちょうど10年になります。コ・イノベーション研究所としては7期目です。

今、仕事になっていることも、紐解くと小さな小さなきっかけから始まっていることが多く、多くの人に支えられ、自分の力でどうにかなることなんか本当に限られているなと日々感じます。そんなご縁を今年も大切にしていきたいと思います。

今だから俯瞰して思い出すこともできますが、起業したころは地獄の中を光を探して彷徨うような気持ちになったこともよくありました。あの頃はまだオリパラ招致も決まっていなかったですし、「地域と医療の間のスポーツでご飯が食べられるか?」というのは道しるべのない生き方でした(今でも論理的な答えは出せないですし、後進が続けるほど確立したマーケットはないとは思います)。

そういう苦しい状況からはコ・イノベーション研究所というプロジェクトチームによって救われてはいたのですが、去年は自分が思っていた以上の奇跡がたくさんあって、自分の中では転機になった年でした。指導者育成事業にシフトしたのは、ある地方に行ってスポーツ指導をしたときに、短時間でその人の人生が変わるようなきっかけを作ることができた経験がベースにあります。その時に、僕が行かなくても、同じ体験が提供できる人材を養成する必要があると思いました。

ご縁があっていろんなところで講師の仕事をいただいた結果、数年前から講習会で学んだことを日々の活動に取り入れてくれている人が出てきました。去年は、国内外含め、そういった報告がたくさんあった年で、それは僕にとっては現場で自身がだれかに小さなきっかけを作るよりもうれしいことだったりしました。

この次のステップは、何年後になるかわかりませんが、その人たちが地域で講師になっていけるようなフォローアップを体系化していくことかなと感じますね。

今年もいろんなところでいろんな人とお会いすることになりますが、どんな人と出会えるか、そしてそのタイミングがその人にとってどういう意味を持つか、【他力本願】でよい【縁】がつなげるようにしたいなと思います。

後は、起業して10年、会社も落ち着いてきてやっと自分自身のことも少し考えられるようになってきました(本当にこれを二の次にしないと今の状況までは僕の才覚では来れなかったと思います)。健康や生活、今年は自分を大事にという今までなかなかできなかったことにも目を向けようと思います。

長くなりましたが今年もよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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