一般社団法人 コ・イノベーション研究所

各種お問い合わせはこちらから

お問い合わせ お問い合わせ
お問い合わせ

by QUIs(くいず)

二日間の車いす研修に参加してきました!

こんにちは。インターン生の岡田です。

5月27日、28日に行われた車いす初級インストラクター初級の研修に参加してきました。今回の研修では車いすの操作方法に加え、介助者の適切な声掛け、操作スキルの教え方について学びました。

一日目

一日目は車いすの操作方法を基本的なことから学びました。車いすのハンドリムの握り方から学び、実際に車いすに乗って前進、バック、ターン等を中心に学びました。

驚いたことは、同じターンでも様々な方法があるということです。素早く回ることができる方法、ゆっくりと回転することができる方法があり、それらを生活の中で分けて使うことで、より便利に生活が送れると感じました。

また、介助者の適切な声掛けについても学びました。二人組になり、介助する立場と介助される立場の両方を体験することで車いすユーザーが安心して乗ることができる介助方法を理解できたと思います。

 

 

二日目

二日目は、車いすの操作方法の練習に加え、車いすの操作方法の教え方についても学びました。

実際に教える立場になって感じたことは、わかりやすく車いすの乗り方を教えるということは想像以上に難しいということです。教えられる方が車いすに乗っている状態ですので距離感や位置に気を使っていないと、近すぎる、後ろから声をかけられるのが怖いという理由で恐怖心を与えてしまう場合があることが分かりました。

また、講師の橋本さんによると、一度の説明で受講者に与える情報は二つ以下にするべきらしいのですが、つい一度にたくさんの情報を説明してしまい、わかりづらくなってしまうということが多々ありました。

 

また、車いすの前輪を上げて段差を登れるようにする、キャスター上げという技術についても練習しました。これを習得できれば介助者に頼らずとも車いすユーザーの行動範囲が格段に広がるので、非常に有効な技術であると感じました。

私は途中で体調を崩してしまい、この技術を習得できなかったので次回参加するときはこれを絶対にマスターして帰ろう!と思っています。

気づいたこと、感想

今回の研修を受け、車いすのスキルを学び、身に着けることで車いすユーザーの行動範囲やできることが広がり、生活がより楽しくなると感じました。私は今まで車いすに乗ることがなかったのですが、車いすに乗るということの楽しさを実感し、今までよりもっと身近な存在としてとらえることができるようになりました。

また教えるということの難しさを実感しました。私が橋本さんやほかにいらっしゃった講師の方々の説明を聞いている際は説明を難しく感じず、すんなりと理解することができたのですが、実はそれが講師の方々の多くの知識と配慮の上で成り立っている状況なのだとわかりました。

二日間でとても貴重な経験をさせていただいたと感じています。

 

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
戻る