JICA課題別研修3日目レポート
こんにちは!インターン生の蝶野です。
8月7日から始まったJICA課題別研修も本日で3日目となりました。 本日は午前は講演、午後は講演と実習という盛りだくさんな1日でした。
障害者の自立生活運動とスポーツへの参加障害 インクルーシブなスポーツ
午前は、「障害者の自立生活運動とスポーツへの参加障害 インクルーシブなスポーツ」というテーマでアジア・ディスアビリティ・インスティテート代表の中西由起子先生にご講演いただきました。日本が障害者権利条約に批准した2014年から10年が経ちました。法的や制度的側面をアプローチした今回の講演では、世界レベルの障害者の権利の変遷、各国が障害者の権利の実現のためどのような対応が求められているかを学びました。

スポーツへの分け隔てない参加を妨げる要因には、環境(物理的環境・情報)、コミュニケーション、制度、態度があげられるそうです。これらの要因は、障害者の社会参画を妨げるだけではなく、高齢者や文化的背景の違いをもつ方の社会参画を妨げる原因にもなっています。障害者に関する課題を解決すると同時に、より多くの人の課題を解決できるアプローチが求められていると感じました。
ラオスにおけるパラスポーツの普及と就労支援
午後の前半は、アジアの障害者活動を支援する会の事務局長を務めていらっしゃる中村由希先生に「ラオスにおけるパラスポーツの普及と就労支援」についてご講演をいただきました。教育を受けていない障害のある方は収益を得ることが尚更難しく、就労達成率はラオス全体でも2%にも満たないと言われているそうです。そこで、アジアの障害者活動を支援する会は障害者スポーツにより障害者の社会参加を促し、スポーツにより自立意欲の高まった障害のある方に対して就労支援や職業訓練支援等を提供することによって、社会自立への導く活動をされています。

そんなラオスですが、障害者スポーツはまだ発展途中であり、仲間を誘ってスポーツチームを作ることから始め、日々練習に取り組んでいるそうです。障害者スポーツの意義は精神面の充実や孤立からの脱却、仲間から刺激を受ける、生活へのモチベーション等があり、障害者スポーツがどれほど生活に良い影響を与えるか勉強になりました。
風船バレーボール指導法
午後の後半は、一般社団法人Knocku代表岡田美優先生ご指導のもと、風船バレーボールを行いました。準備運動として互いに名前を呼びながら風船をパスしていくゲームを行い、その後、2チームに分かれて障害のない方の役のみで行う試合と障害のある方の役を混ぜて行う試合に取り組みました。

障害のある方の役を混ぜて行った試合では、目隠しを付ける人、椅子に座る人、片手のみを使用する人を決め、実際に試合を行いました。メンバーの5人中3人が障害者役を行った試合では、互いに不得意とするものをカバーし合うことによって、ゲームの面白さが増し、大いに盛り上がりました。

私たちインターン生も実際に参加させていただきましたが、障害者役を混ぜて行う試合では互いに助け合いながら得点を目指すことで、よりチームの結束力が高まったように感じました。風船バレーボールを含むインクルーシブスポーツは小さなお子さんから高齢者の方、障害のある方、皆で楽しめるスポーツであると実感しました。
