一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by 橋本 大佑(はしもと だいすけ)

JR駅員のセクハラ

都内のJR駅員が3ヶ月以上にわたって、特定の女性の視覚障害者を誘導する際にセクハラ発言を繰り返していたことが報道されました。

当事者が訴えたことで発覚しましたが、駅員は「親しくなったと思いこんでエスカレートしてしまった」と答えています。

3ヶ月間以上その状況が続いたことは恐怖だったと思います。もしかすると最初は「冷たく突き放すと次回以降の誘導が不安」という感情もあったのかもしれません。

昨年何度かニュースに出た記事で、電車に障害のある方を誘導するときの、「○号車にお客様を誘導します」という恐らく都心のJRだけで行われるアナウンスをやめてほしいと障害者団体から要望が出たというものがありました。

東京はあくせく余裕のない方が一定数いて、そのアナウンスをしないと、「何でこんなに長く停車するのか」というクレームが出るそうです。

そうすると邪な考えを持つ人は、そのアナウンスによって「○号車に障害のある人が乗車した」

ということがわかります。そして、その方が女性であれば痴漢行為を行うということが少なからずあるそうです。

アナウンスをすることで存在と位置を知られてしまうので辞めてくれというのが障害者団体の訴えでした。

障害のある方への痴漢は時々ニュースで見るのですが今回のように駅員が行ったものは初めて見たと思います。駅員としてどうこうという以前の問題です。

昨日車いすスクールの動画を上げましたが、指導の際にはどうしても体に触れる必要があります。車いすユーザーであれば移乗の支援で持ち上げることもあり、その時にも体に触れる必要があります。

指導者と受講者というのは完全に対等な関係ではないので、僕は女性に指導する最初の場面では「触りますけど大丈夫ですか」とか「触りますね」という声掛けをするようにしています。

もちろんそこに邪な気持ちはないのですが、その行為がセクハラかどうかは受け手が決める問題で、触られた方がセクハラだと思えばセクハラなんですよね。

てすので、こういう記事を見ると許せないと思うと同時に、自分も普段からのコミュニケーションが大事だなと感じたりします。

この記事を書いた人

橋本 大佑(はしもと だいすけ)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独して現地日系企業(THK株式会社)に勤めながら障害者スポーツを学ぶ。2009年に帰国し、障害者の社会参加を促進するためのスポーツを活用した事業を実施。2016年より現職。国内外で共生社会や障害者スポーツ指導者養成に関わる講習を行う。また共生社会の実現に向けて企業を対象としたセミナーやコンサルタントも行う。
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