JICA東北のホームページで紹介されました!!
2017年に当社が講師を勤めた課題別研修に参加したウズベキスタンの研修員エルキノフ・ショフルクさんの活躍の様子がJICA東北のホームページで紹介されました!!
ショフルクさんと卓球バレー
エルキノフ・ショフルクさんはウズベキスタンのチナバット療養所にて、日本発のインクルーシブスポーツである卓球バレーを導入しました。
チナバット療養所での週に一度の卓球バレーは、患者や利用者だけなく、その家族や医療スタッフの楽しみとなっています。親子で参加しコミュニケーションを図ったり、緊張感の中で仕事をしているスタッフの癒しになったりする一方、脳卒中の患者の認知能力の向上や身体障害者の可動域増大などの効果も得られており、医師の協力のもとエビデンスを揃えています。
(※画像は2019年の卓球バレーの模様です。)
ウズベキスタンの情勢と障害者の社会参加に関する課題
ウズベキスタンでは、1991年の独立以降、社会サービスの低下や都市と地方の格差拡大が課題となっています。
特に不利な立場に置かれる社会的弱者層の自立支援を重点課題としており、障害者の社会参加促進に対する協力が求められています。障害者はいまだに家族による介助が一般的であり、自立に必要な公的交通機関へのアクセスは容易ではなく、根強い偏見や差別も存在しています。
政府は、障害者を含む多様な人々に対して質の高いサービス提供に向けた改革に取り組み、障害者の社会参加を推進しようと力を注いでいます。
現在の活動
そのような社会情勢の中、2017年の来日研修、2019年のフォローアップ研修を経て、現在ショフルクさんはアスリートとパラアスリートの機能的診断における主席研究員の方と協働で、日本でもあまり進んでいない卓球バレーの学術的研究を推進し、卓球バレーの効果を客観的に証明しようとしています。
彼らの研究により、ウズベキスタンでは、今後卓球バレーが医療や福祉の現場を含め、広く地域での導入が進むかもしれません。
外部リンク
JICA東北ホームページ 【課題別研修スポーツを通じた障害者の社会参加の促進】卓球バレーが運ぶ笑顔の絆/ウズベキスタン・ショフルク帰国研修員の活動