COILセミナーを開催します「多様性を価値化するアクセシブルデザイン」
5月のCOILセミナーのお知らせです
5月30日(木)に東京で開催するCOILセミナーvol.23「多様性を価値化するアクセシブルデザイン」のお知らせです。
ご参加の方はPeatix(ピーティックス)からお申込みください。
(外部リンク)
Peatixイベントページ・チケット購入ページへのリンク
ユニバーサルデザインからアクセシブルデザインへ
近年、ユニバーサルデザインに次ぎ、障害のある人とない人がともに使いやすい共用のデザインであるアクセシブルデザインという言葉が多く使われるようになりました。こういった商品・サービスを開発するには、自ら要望を発信する当事者と、商品・サービスを開発する企業の双方向からの取り組みが重要であり、この手法は、高齢者、外国人など多様化する日本で広く活用ができます。
このセミナーでは、実際の好事例の紹介を通して、ユニバーサルデザインに代わって使われるようになったアクセシブルデザインの定義や、障害者からのニーズ把握の重要性など、多様性を価値化する商品・サービス開発の手法について紹介します。
セミナー概要
【日時】2018年5月30日(木)18時30分~20時30分(開場18時15分)
【会場】東京国際フォーラム ガラス棟会議室 G505
住所:東京都千代田区丸の内3丁目5−1
【会場アクセス】
東京国際フォーラムHPアクセス情報へのリンク
【主催】 一般社団法人コ・イノベーション研究所
【定員】 30名(先着順)
【参加費】早割 1,620円(税込)/前売 2,160円(税込)/当日参加 2,500円(税込)
※5月10日までにチケットをご購入いただいた先着10名様まで早割り料金で販売します。
※介助者の方は無料です。
【ゲスト講師】
阿部 貴弘(錦城護謨株式会社)
和田 康宏(株式会社マリス creative design)
【ファシリテーター】
橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所)
セミナーの流れ
18時15分 開場
18時30分~20時30分 セミナー
第一部 講義「アクセシブルデザインとは」 講師;橋本大佑
アクセシブルデザインの定義や理念に加え、現在日本で生じている課題について解説します。
第二部 講義「商品開発の実践例紹介」講師:阿部貴弘
視覚障害者誘導ソフトマット「歩道くん(錦城護謨株式会社)」と、その開発の経緯について紹介します。
第三部 講義「アクセシブルデザインの手法」 講師:和田康宏
障害者・高齢者との双方向の取り組みを行うための開発手法について解説します。
第四部 ディスカッション「多様性の価値化」
高齢化、外国人など多様性が高まる日本でのアクセシブルデザインの活用について議論します。
20時45分~ 懇親会
※希望者のみ 参加費は3,500円を予定しています。国際フォーラム内の飲食施設で行う予定です。
ゲスト講師プロフィール
阿部 貴弘
錦城護謨株式会社 土木事業本部 開発営業課 東京チーム チームリーダー
東京都出身。鹿屋体育大学大学院体育学研究科修了後、スポーツクラブ勤務。その後、会社勤務を経て、青年海外協力隊ラオス・サッカー隊員として活動。帰国後、視覚障がい者の為の歩行誘導ソフトマット「歩導くんガイドウェイ」と出会い、2017年から現職へ。
<歩道くん(錦城護謨株式会社)について>
「歩道くん」とは
視覚障がい者の方の歩行を助けるため、屋内外に於いて主に凹凸のある誘導ブロックが使用されています。視覚障がい者の方は白杖と足裏の感触でこの凹凸を判断し歩行しています。しかし、この誘導ブロックは、場合によっては、移動の障がいとなるケースもあります。例えば車椅子、移動式ベッドなど車輪のついたものや、ハイヒールなどは凹凸に引っ掛かることもありますし、ブロックの材質が硬いため車輪等は乗り越える際に大きな衝撃が加わります。材質によっては、濡れるとたいへん滑りやすくなり、ときには危険でさえあります。「歩導くん」は、自らも視覚障がい者である弊社会長・杉原司郎により考案され、盲学校や障がい者協会などのご協力のもと、障がい者の方々の意見も取り入れながら、誰にでも安心してご利用いただける屋内専用の「視覚障がい者歩行誘導ソフトマット」として開発されました。視覚障がい者は元より、他の身体障がい者(車椅子を含む)の方、又、健常者の方にも、環境にやさしい素材で安心、又、安全なバリアフリーの通路としてご利用いただけます。【社会福祉法人 日本盲人会連合 推奨品】
(錦城護謨株式会社HPより引用)
和田 康宏
株式会社マリス creative design 代表取締役社長
3歳のときに母が脊髄損傷になり、九州工業大学大学院にて福祉機器の研究に従事。しかし、製品をインテグレーションする能力がなく、最先端の設計手法を10年以上は勉強必要と考え就職を決意。(株)日立LG、ソニー株式会社において、製品開発を行ってきた。マイコン回り設計からモーター制御まで幅広い経験があり、新プロジェクト立ち上げから製品化まで多数経験してきた。経験を元に2018年6月に(株)マリス creative designを設立。現在に至る。
<株式会社マリス creative designについて>
代表は、大手電気メーカーにてロボット犬などの開発を取り仕切っていました。元々、福祉機器の研究開発をしている研究室で学び、最先端の技術を学ぶ必要があると考え、大手メーカーで幅広い知識・技術を習得し2018年に会社設立。
事業内容は、下記を行っております。
●福祉機器の企画・開発・設計(九州工業大学の共同開発)
●介護用品のレンタル/販売(介護保険を用いた)
●製品化のコンサルタント/サポート事業
我々は、福祉機器(障害者用補助装置)の開発で、メーカーとなってオリジナル製品を企画、開発、販売を行います。現在は、大手電機メーカーにてロボット犬などの開発を行っていた経験を生かして、視覚障害者用機器の開発を行っております。2020年4月にi専門職大学 客員教授に就任予定です。
ファシリテータープロフィール
橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事)
筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独。日系企業に勤めながらこじnに師事し、リハビリテーションスポーツ指導者資格(車いすスポーツ)を取得。2009年に日本に帰国した後、2013年に独立。2016年、一般社団法人コ・イノベーション研究所を設立し、代表理事に就任。スポーツを通じた障害者の社会参加促進に取り組み、国内外で障害者スポーツの指導法や、心のバリアフリーに関する講師を務める。
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