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シンポジウムを開催します『2020を契機として持続可能な社会を実現する』 【2012ロンドン大会】x【SDGs】x【ソーシャル・インパクトボンド】

5月に開催するシンポジウムのお知らせです

5月18日(土)に秋葉原UDXで開催するシンポジウムについてお知らせします。

ご参加の方はPeatix(ピーティックス)からお申込みください。
(外部リンク)
Peatixイベントページ・チケット購入ページへのリンク

<2012ロンドン大会>x<共生社会>x<ソーシャル・インパクト・ボンド>

東京2020まで1年を切りました。粛々と多くの取り組みが行われると同時に、2020年以降に対する不安の声も多く聞かれるようになってきました。本シンポジウムでは、パラリンピックの社会的な影響に関する研究を専門とするイアン・ブリテン博士(UK)を特別講師に迎え、リーマンショック以降のUKの財政緊縮や、2012年のロンドン大会が障害者に与えた影響について学び、2020年以降に残る継続的な取り組みに向けて、今、何ができるかをともに考える機会とすることを目的として実施します。

セミナー概要

【日時】2019年5月18日(土)14時00分~17時30分(開場13時30分)
【会場】秋葉原UDXギャラリーネクスト Next-3
住所:東京都千代田区外神田4-14-1
【会場アクセス】
秋葉原UDXアクセスHPへのリンク
【主催】 一般社団法人コ・イノベーション研究所
【定員】 80名(先着順)
【参加費】前売 1,000円(税込)/当日参加 1,500円(税込)
※介助者の方は無料です。

【ゲスト講師】
イアン・ブリテン博士(コベントリー大学 リサーチフェロー)
山田 潔(NHK放送文化研究所 メディア研究部 研究主幹)
幸地 正樹(株式会社ケイスリー 代表取締役CEO)
芳賀 優子(元NHKラジオ「聞いて聞かせて」キャスター)

【ファシリテーター】
橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所)
毛利 伸也(一般社団法人コ・イノベーション研究所)

セミナーの流れ

<セミナーの流れ>
13時30分 開場

14時00分-15時40分
シンポジウム第一部 「レガシーとしての心のバリアフリー推進」
ロンドン大会は、過去最大の観客の獲得などから、これまでに最も成功した大会として知られています。「障害者に対する認識の改善」や「アクセシビリティの向上」など各種のレガシーについても達成されたことが組織委員会から報告されています。しかし、障害当事者団体が実施した調査では、大会期間を通してそういった変化が実感できていないことや、大会期間を通して逆に障害に対する偏見が高まったことなども指摘されています。第一部では、ロンドン大会後の実情や、日本での状況に関する講演を通して、東京2020がレガシーとして掲げる共生社会の実現に向けて今、何をするかを考えます。

講演1.「ロンドン大会のレガシーの現在」
講師 イアン・ブリテン博士(コベントリー大学リサーチフェロー)

ロンドン大会では、レガシーとして「障害者に対する認識の改善」が掲げられました。このレガシーは達成されたと報告されましたが、当事者団体の調査からは否定的な結果も報告されています。こういった状況が生じた要因としてパラリンピックはどのような影響を及ぼしたのか、大会終了後、7年経過した最新の状況とともに報告します。

講演2.「東京大会への意識調査」
講師 山田 潔(NHK放送文化研究所 主任研究員)

NHK放送文化研究所では、昨年パラリンピックに対する意識調査、障害当事者の意見調査を実施しました。来年を控えたパラリンピックが今、日本でどのように受け止められているか、最新の状況を報告します。

ディスカッション ファシリテーター(コ・イノベーション研究所橋本)30分
ディスカッションには芳賀優子さんにも加わっていただき、パラリンピック大会のレガシーとしての心のバリアフリーの推進をテーマに会場からの質疑を受けながら、ディスカッションを行います。

16時00分-17時30分
シンポジウム第二部「共生社会の実現とソーシャル・インパクト・ボンド」

UKでは、金融危機を理由とする財政緊縮によって2011年に障害者給付が7,000億円削減され、レガシー達成に大きく影響しました。この財政緊縮時に、近年日本でも注目されているソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の手法が多用されました。社会保障費の削減は日本でも現実的に不可避な課題です。英国の事例とともにこれから日本でも利用が推進されるSIBについても学び、これからの日本の取り組みを考えます。

講演1.「財政緊縮が障害者に及ぼした影響」
講師 イアン・ブリテン博士(コベントリー大学リサーチフェロー)

2010年の政権交代を受け、UKでは2兆円の社会保障費が削減されました。障害者給付も大きく削減されるなど、障害者の生活環境は経済的に大きく悪化しました。この削減に際して、SIBの手法も活用されました。2011年以降の英国で生じた状況について詳しく報告します。

講演2.「ソーシャル・インパクト・ボンドの現状」
講師 幸地正樹(株式会社ケイスリー 代表取締役CEO)

近年、注目されるソーシャル・インパクト・ボンドに関して、基本的な仕組みや、海外での動向に加え、日本での事例など最新の動向について報告します。

ディスカッション
ファシリテーター(橋本 大佑/毛利 伸也 コ・イノベーション研究所 代表理事/理事)

17時45分~ 懇親会
※希望者のみ 参加費は3,500円を予定しています。秋葉原UDX内の飲食施設で行う予定です。

ゲスト講師紹介

イアン・ブリテン博士(コベントリー大学 リサーチフェロー)

英国コベントリー大学ソーシャル・ビジネスセンター、リサーチフェロー。研究の専門分野は障害者スポーツ及びパラリンピックスポーツの社会学、歴史学及びスポーツマネージメントや、平和を推進するためのツールとしてのスポーツ。ロンドン大会を含め、パラリンピック大会の社会的なインパクト等について様々な論文を発表している。

山田 潔(NHK放送文化研究所 メディア研究部 研究主幹)

1983年NHKに入局。著作権部・法務部など法務関係の業務を経て、2012年から現職。1歳で罹ったポリオの後遺症による両下肢障害の当事者として、2016年度から障害者スポーツと放送の研究に取り組む。研究所刊行の月刊誌「放送研究と調査」において「障害者スポーツと放送」(2016年12月号)、「シンポジウム『パラリンピックと放送の役割~ロンドン・リオから東京2020に向けて』」(2017年9月号増刊)、「パラリンピック放送に対する身体障害者の声」(2018年11月号)を公表。

幸地 正樹(株式会社ケイスリー 代表取締役CEO)

大学卒業後、PwCコンサルティング合同会社へ入社。 主に中央省庁や地方自治体など官公庁に対する戦略策定支援、 予算評価や調達・事業者評価支援等の業務に10年従事。 ソーシャル・インパクト・ ボンド等の成果連動型委託契約や社会的インパクト・ マネジメントなど、成果向上に向けた手法の研究・ 導入支援を行うケイスリー株式会社を2016年に設立。
琉球大学非常勤講師、GSG(Global Social Impact Investment Steering Group)国内諮問委員会事務局、 社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局。 沖縄県那覇市出身。

芳賀 優子(国際視覚障害者援護協会会員)

福島県須賀川市に生まれる。生まれた時から弱視(ロービジョン)。高校までは盲学校で学ぶ。1985年に拓殖大学外国語学部スペイン語学科卒業後、ヤマト運輸株式会社に入社し、2007年10月まで勤務。2009年4月から2012年3月までNHKラジオ第二「聞いて、聞かせて」キャスターを務める。
現在の活動は(公財)共用品推進機構個人会員、埼玉県ユニバーサルデザインアドバイザー委員、さいたま市障害者政策委員会委員、社会福祉法人国際視覚障害者援護協会会員、公益財団法人都市緑化機構ユニバーサルデザイン共同研究会運営委員、日本福祉のまちづくり学会会員。主な著書に「バリアフリーの商品開発 日本経済新聞社(共著)」「弱視OL奮戦記 都市文化社」など。

ファシリテーター紹介

橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事)

筑波大学で障害児教育を学んだ後、渡独。日系企業に勤めながらストローケンデル博士に師事し、リハビリテーションスポーツ指導者資格(車いすスポーツ)を取得。2009年に日本に帰国した後、2013年に独立。2016年、一般社団法人コ・イノベーション研究所を設立し、代表理事に就任。スポーツを通じた障害者の社会参加促進に取り組み、国内外で障害者スポーツの指導法や、障害理解に関する講師を務める。

COILセミナー

コ・イノベーションセミナー(COILセミナー)では、人格と個性を尊重して支え合い、多様性を相互に認め合える「共生社会」を解決すべき社会課題として捉え、多様なステークホルダーを巻き込み、解決につなげることで、社会的な価値だけではなく、経済的な価値を創出することを目的として、専門的な知識を持つゲスト講師の講演や、東京2020に関する最新トピックス、新しい時代における人材開発や組織開発に関するセミナーを実施します。

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