一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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【セミナー実施報告】車いす操作スキルアップ講習会

宮城県で車いす操作スキルの講習会の講師を務めました

8月5日に宮城県多賀城市で開催された車いす操作スキルの講習会で当研究所代表の橋本が講師を務めました。
天候は曇りでしたが30度を超す気温の中にも関わらず、27名の方に参加いただきました。

講習の様子

この講習会は、サントリーグループの東日本大震災復興支援事業「東北サンさんプロジェクト」の一環で、宮城県障害者スポーツ協会の主催及び公益社団法人日本フィランソロピー協会の支援の元に実施され、今年で3年目を迎えます。3年目となる今年は、障害者スポーツ指導者だけではなく、例年よりも様々な立場の方が参加され、車いす操作の習得や車いすユーザーが参加できるゲームの体験を、9時30分から16時までの5時間半でみっちり行いました。

参加者の中には、初めて車いすに乗る方から日常的に車いすを利用している当事者の方などさまざまなレベルの方がいましたが、操作スキルの習得については基礎的な技術の習得に加え、キャスターを上げてバランスを取る技術まで練習を行いました。

ゲームについても、多様な参加者を想定した鬼ごっこなどの遊びや、集団でのゲームを複数体験していただきました。

岩手県では例年、操作スキルの習得を目的とした講習会に加え、指導できる人材の養成講習もこの事業の枠で実施していますが、今回の講習会には岩手の指導者講習に参加した方もアシスタントとして駆けつけてくれました。現地での人材の育成や連携の強化について大きな可能性を感じました。写真は岩手から参加したアシスタントの方がキャスター上げの指導をしている様子です。

車いす操作は、車いすユーザーにとって基本的な必須スキルではありますが、学ぶ機会がなく、専門職の方もなかなか指導法を学べる機会がありません。車いすスポーツの導入は、車いす操作から始まるため、こういったスポーツ講習会の中でも引き続き、さまざまなノウハウの提供を行い、今後も障害者の社会参加に寄与していければと考えております。

講習が終了し、修了証を受け取った受講生

(写真提供)公益社団法人日本フィランソロピー協会
※本記事内の写真は公益社団法人日本フィランソロピー協会からご提供いただきました

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