COILセミナー実施報告「防災・復興とアクセシブルデザイン」
心のバリアフリーから自然災害を考えるセミナーを行いました
当研究所では、「共生社会の実現」を解決すべき社会課題として捉え、多様なステークホルダーを巻き込み、その解決を行うことで社会的な効果だけではなく、経済的な効果にも結びつけることを目的に事業を行っています。
そして、こういった分野に関わっている方や、特に東京2020を契機に興味・関心を持った方などを対象に、最新の情報をお届けすることを目的としたCOILセミナーを定期開催しています。
今回のセミナーは、テーマを「防災・復興とアクセシブルデザイン」に設定し、東日本大震災で障害者の死亡率が一般の2倍であったという事実を「心のバリアフリー」の視点から考察し、今後の活動への知見を得ることを目的として行いました。
セミナー概要
日時 2018年4月11日(水)18時30分~20時00分(開場18時10分)
会場 東京国際フォーラム ガラス楝会議室4F G410
講師 橋本 大佑(一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事)
髙橋 秀子(一般社団法人コ・イノベーション研究所 アドバイザー)
主催 一般社団法人コ・イノベーション研究所
協力 公益社団法人日本フィランソロピー協会
本セミナーでは、当研究所代表理事の橋本が講師を務め、ゲスト講師として、㈱LIXILでバリアフリーコンサルタントを勤め、バリアフリー建築などのコンサルも多くこなしている当研究所アドバイザーでもある髙橋 秀子が登壇しました。
大変大きなご関心をいただき、業種を問わず、定員40名に対して38名と多くの方にご参加いただきました。
セミナー講師陣 当研究所橋本代表理事(右)と髙橋アドバイザー(左)
セミナー報告
第一部 東日本大震災と障害者
東日本大震災の障害者の高い死亡率を含む状況について報告しました。
第二部 心のバリアフリーと防災
東日本大震災で障害者の周囲で起こった事象を心のバリアフリーの観点から考察しました
第三部 震災とアクセシブルデザイン
震災を機に生まれた新たな取り組み、商品、サービスなどについて紹介しました
第四部 緊急時の車いすの介助の基礎
実際に車いすを活用し、緊急時の介助の基礎を実演しました