by QUIs(くいず)
JICA課題別研修5日目レポート
こんにちは。インターン生の山崎です。JICA課題別研修5日目の内容を掲載させて頂きます。当日は岡田美憂さんにご指導頂きながら、実際に車いすの体験を行いました。
車いす体験(午前)
はじめに基本姿勢を学んだ後、コツを掴むために軽いゲームを行いながら理解を深めていきました。
私たちが普段意識しないような少しの段差もある人にとっては大きなバリアとなり、それを乗り越えるためには技術が必要だということを体験できました。実際、 車いすで後ろに転んで怪我をすると大きな失敗経験になり、トラウマで挑戦できなくなる恐れがあるそうです。しかし、困難と向き合い着実に操作方法を習得すれば、車いすは人々の生活に豊かさをもたらす大事なツールになってくれます。今回は、こうして車いすを用いることが、社会的障壁を乗り越え、障害の有無にかかわらず社会に参加できる方法を見出すことができ、またその方法の一つであるスポーツの偉大さを認識しました。
車いす体験(午後)
午後は、午前習得した基本姿勢をもとに、車いすリレーや車いすバスケットボールを行いました。車いすバスケットボールをする前に、落ちたボールをピックアップするコツとして、車いすのリールにボールを沿わせながら拾うスキルを習得したり、ドリブルの練習をしたりしました。実際の試合ではゴールを決め、点数を競い楽しみました。
習得したら未習得の方のサポートにまわる、という流れは、自らの成功体験を言語化する機会になったと思います。体験して言語化することで、車いすスポーツの難しさと魅力への理解を深め、さらには人に伝えることができるようになります。こうして、参加者の方々をはじめ、車いすスポーツの可能性をより社会に伝える機会が広がればと感じました。