一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

JICA課題別研修東北編4日目

はじめに

こんにちは!コ・イノベーション研究所インターン生の中島です。本日はJICA課題別研修(スポーツを通じた障害者の社会参加の促進)東北編2日目の様子をお伝えしていきます。

講義:インクルーシブスポーツを活用した共生社会の推進

本日最初はふれあいランド岩手にて、一般社団法人岩手県障がい者スポーツ協会常務理事兼事務局長三浦拓朗さんに、インクルーシブスポーツを活用した共生社会の推進についてお話しいただきました。

東日本大震災の後、支援活動を行う中で知的障害のある子どもから「県の障がい者スポーツ大会を中止しないでほしい」と言われたことで、三浦さんは地域におけるスポーツ参加の機会を提供していかなければならないと感じたそうです。そこから一般県民への認知を広める活動、卓球バレーの導入など、インクルーシブスポーツに取り組んでいます。

特に卓球バレーは偶発的なきっかけによって始まりました。最初に障害のない人々で行った際に盛り上がったため、高齢者や障害のある方でも楽しく取り組むことができるのではないかと考えたそうです。現在では大会にて200名が出場するほどの規模になりました。

ボッチャ

休憩を挟んだ後ボッチャを行いました。接戦続きで白熱する中、重要な場面ではみんなで集まり作戦会議をしていました。

ふれあいランド岩手見学

午後はふれあいランド岩手管理指導グループ主任主査(副館長代理)薄衣和香さんに、施設を案内していただきました。この施設は障害のある方もない方も使える施設です。聴覚障害のある方も使いやすいように音が鳴る案内板があったり、車いす利用者がプールに入りやすいような高さ設定になっていたり、様々な工夫がなされていました。

卓球バレー

午後は三浦さんにご説明いただきながら、卓球バレーを行いました。台やネットは一般的な卓球の用具を用いつつ、椅子に座って板・音の鳴るボールを使ってプレーします。聴覚障害のある方にもわかるように審判の合図は全員に見える位置で行うなど、誰でも取り組みやすいような工夫がなされています。

最初に難しいルール説明をするのではなく、試合を行う中でその都度聞き理解していく形式だったため、始める際のハードルが低く取り組みやすかったです。また障害がある場合、各個人の状態に合わせてルールを修正し適用できる点も、インクルーシブなスポーツだと実感しました。

研修生の方々の中に入れてもらい試合をした際、接戦続きで盛り上がりました。作戦を考える余地もあり、参加者の方は障害があってもなくても一緒にやって楽しいスポーツだと仰っていました。また選手と運営の境目がないことで、支援するされるの区別なく取り組むことができます。

 

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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