一般社団法人 コ・イノベーション研究所

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by QUIs(くいず)

映画上映会を開催しました!

QUIs上映会 〜大学生と映画で学ぶ社会課題〜

こんにちは!
インターン生の田内です。

コ・イノベーション研究所では、大学生と社会課題に関して議論を行い
考える機会として映画上映会を定期開催しておりました。

今回は、6/30に上映した映画
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
についての感想と当日の様子をお伝えします!

映画について

今回、私が選んだ映画は『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
現代のファッション産業のあり方と課題について示したドキュメンタリー映画でした。

SDGsでは8番で「働きがいも 経済成長も」、12番で「つくる責任 使う責任」
というスローガンが掲げられています。
私たちが普段身につける身近な服が抱える問題や消費者責任について考え、他の方々の意見も聞いてみたいと思いこの映画を選びました。

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇しています。

流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を大量生産し、短いサイクルで販売・使用する、
いわゆる「ファストファッション」に着目し、我々の消費行動が何に基づいて促進され、
どのような問題を引き起こすのかを実際の映像と一緒に考えます。

服に対して本当のコストを支払っているのは誰なのか?

私たちが普段着ている服が持つストーリーや、消費生活の裏で起きている複雑な現状を
ありありと映し出していました。

ラナ・プラザの悲劇

ファストファッションをめぐる問題の中で、
大きな転換点となったのは「ラナ・プラザの悲劇」と呼ばれる事件です。

バングラデシュ人民共和国の商業ビル「ラナ・プラザ」が突如崩壊し、ビルの倒壊によって
約4000人の負傷者が発生。
ずさんな安全管理の中で繰り返された違法構築が原因でしたが、犠牲者の多くは、
ラナプラザに複数入居していたファストファッションブランドの繊維工場で働く人たちでした。

そのような事件から、今年で10年となります。
現在もなお加速するファストファッションに対し、エシカルな消費を考えるきっかけとして
今この映画を上映・鑑賞する意義があると感じます。

意見交換会も行いました!

当日参加してくださった方たちと、映画を踏まえた感想や意見の交換を行いました。

少しでも消費行動を変えていきたい、あるいは
世界中で流通するファストファッションショップに対して
不買運動を起こすべきか?はたしてそれに意味があるのか? などなど。

たくさんの意見が飛び交い、明確な一つ答えをだすことは非常に難しいと感じました。

しかし、問題と原因の存在について知ること、世界のシステムのあり方や
自分たちの何気ない行動が与える影響について、問題意識をもつことの
重要性は共有し合うことができたと実感します。

個人的には「オーガニック商品」への価値観が変わり、興味深かったです。

これまではオーガニック製品に対して自己投資のイメージを抱いていましたが、
そのような商品は生産過程に鑑みると、生産者の健康にも寄与することが
示唆されており、双方に影響を与えるものだと認識するようになりました。

上映会を終えて

今回の上映会を通して、普段はあまり接点のない幅広い世代の方々と
社会課題について考え、議論を行うことができました。

また映像を通して知ることで、社会問題についてただ話を聞いたり読んだりするだけでは
できないような感じ方もでき、非常に充実した映画上映会となりました。

今回学んだことを、これからの自身の生活にも活かしていきたいと思います。

この記事を書いた人

QUIs(くいず)
COILインターンシップ
コ・イノベーション研究所(COIL)インターンシップ生によるチーム。社会課題の解決、共生社会の実現に向けて事業立案、企画運営、コンテンツ制作など取り組んでいます。
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